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-IPCやFIの働きとは?-  第95号

2013.09.02 カテゴリー/ Column 

こんにちは。田村です。


今でこそ、セミナーの講師をすることに慣れましたが、
初めてセミナーの講師をしたときは、目も当てられない
状態でした。


思い出すだけでも恥ずかしいのですが、アンケートに
「プレゼンの仕方、勉強した方が良いのでは?」と
書かれたくらいですから(涙)。。


ひどいところからのスタートとなりましたが、
その後、セミナー講師で話の上手な人を参考にしながら、
何十回も講師を繰り返すうちに、お褒めの言葉を
いただけるようにもなりました。


ある企業の方から、
「たくさんの方を講師に呼んで社員向けにセミナーを
 していますが、田村さんのセミナーが一番評判良いんです」
と言われたときは、非常に嬉しかったのを覚えています。


現時点で出来ないからといって、将来も出来ないわけでは
ありません。この経験から何事も挑戦する大切さを学んだ
気がします。




さて、本題です。
今日は特許調査についてのお話です。


特許調査をするとき、キーワードだけでなく、
IPCやFIを活用すると非常に便利です。


例えば、「シャープペンシル」に関する発明について
特許調査を行う場合を考えます。


実は、シャープペンシルに関する特許出願であっても、
明細書内で「シャープペンシル」という用語が使用されて
いるとは限りません。例えば「筆記具」という用語で表現
されている場合もあります。


ですから、検索キーワードを「シャープペンシル」とすると、
このような特許文献が漏れてしまうことになります。

ですが、検索キーワードを「筆記具」とすると、鉛筆など
シャープペンシルとは関係のないものも検索されることに
なります。

このような関係のないものまで、内容を確認するのは大変
ですから、出来れば避けたいところです。


そこで、便利なのが、IPCやFIです。シャープペンシル
に関するIPCは「B43K21/16」です。

これを検索条件の一つに加えておけば、「シャープペンシル」
や「筆記具」を検索キーワードに加えなくても、
「シャープペンシル」に関する特許文献が抽出されてきます。


つまり、IPCやFIは、検索キーワードと同じような働きを、
より的確に行ってくれるものなのです。




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