特許を通して貴社の事業発展をサポートします

-そもそも何を実現したいのか?- 第177号

2018.11.12 カテゴリー/ Column 

 こんにちは。田村良介です。


 株式会社R&D支援センター様のご主催で、
 拒絶理由通知への対応(主に、新規性・進歩性)をテーマに、
 お話をさせていただきます。

 ここ3年ほど、毎年、R&D支援センター様にて、
 セミナーをさせていただいており、今回は4回目です。

 
  開催日時: 2018年11月20日(火)10:30~16:30予定
  会  場:【東京・江東区】
       商工情報センター(カメリアプラザ)9F 研修室


 詳しくは、以下をご確認ください。
  http://www.lhpat.com/news/1498.html



 というわけで、前回に引き続き、進歩性の拒絶理由通知を
 テーマにお話をさせていただきます。


 進歩性の拒絶理由通知に対応する際に、
 どのように請求項を補正するかを悩むことがあります。


 補正案を考える際に、よくあるのが、

 請求項と、引用文献を比較する対比表をつくり、
 どの従属請求項であれば、特許になりそうかを考える、

 という、方法だと思います。


 ただ、この方法だと、

 特許になりそうな補正案をみつけることはできても、
 特許にすべき技術をカバーした補正案をみつけることは、

 できないのではないかと、思っています。


 特許になりそうなところで、特許にするのではなく、
 特許をとるべきところで、特許にする、

 ということを考えると、別の視点が必要になってきます。


 
 私が重要だと考えているのは、

 『そもそも、この発明は何を実現したいものなのか?』

 に立ち返る、ということです。


 あたりまえのことのようですが、

 引用文献との違いをみつけることだけに意識が向いていると、
 このあたりまえのことが、できなくなります。



 『発明が何を実現したいものなのか』が分かれば、
 
 それを実現するために、
 何をしているのか、何が必要なのかを、
 突き詰めて考えていきます。


 そうすると、発明と引用文献の違いが、
 自然と見えてくるんですね。


 抽象的な話で分かりにくいかもしれませんが、
 この感覚・コツは、すごく重要です。

 
 『そもそも、この発明は何を実現したいものなのか?』
 に立ち返ることで、 

 引用文献との違いは何かだけに意識を向けていただけでは
 気付かないようなことに、

 気付くことがあります。
 



 詳しく、お聴きになりたい方は、
 セミナーにもどうぞ(笑)


————————————————————————————–
■当メールマガジンについて

※当メールマガジンは、私個人の特許に対する考え方や
 ノウハウをお伝えするものであり、ご紹介する内容の
 すべてが絶対的に正しいとは、考えておりません。

 予めご了承いただいたうえで、お読みください。

■メールマガジン「役に立つ特許実務者マニュアル」は
 著作権により保護されています。

————————————————————————————–
 

[`evernote` not found]

↑トップへ

Top