こんにちは。田村良介です。
皆さん、パズル&ドラゴンズ、ってご存知ですか。
パズドラの方が、分かりやすいかもしれませんね。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が
2012年にリリースをしたゲームで、
リリースしてから5年が経ちますが、
いまだに数百億円以上の売上があるゲームです。
実際にプレイしてみると、ほんとにおもしろいです。
私も一時期、はまってしまいました(笑)。
今日は、このパズドラにスポットを当ててみたい
と思います。
パズドラのことを知らない皆さん、ごめんなさい。
パズドラは、
ドロップと呼ばれるパズルブロックを、
同じ種類で3つ以上、縦 or 横につなげることで、
敵モンスターを攻撃できる、
というゲームです。
実際には、パズドラについては、
特許出願はされていませんが、
どのようなポイントで特許出願ができそうか、
検討してみます。
パズドラには、それまでのゲームになかった
だろう要素がたくさんあります。
例えば、
・ドロップの移動の仕方。
自分が選択したドロップを移動させることで、
隣のドロップと位置が交換されていきます。
ドロップの交換を繰り返しながら、同じ色の
ドロップを縦横に並べていくことができます。
・ドロップを縦横に揃えると、
敵キャラクタを攻撃できる。
敵キャラクタのHPが残っていれば、
攻撃を受ける。
・ドロップを縦横に揃えると、揃えた色によって、
敵キャラクタに与えるダメージが変わる。
・味方キャラクタを選択できる。
味方キャラクタに設定された色と、
揃えたドロップの色によって、
敵キャラクタに与えるダメージが変わる。
他にも、ありそうです。
このように、1つの製品に、
複数の発明が含まれていることがあります。
特許調査をしてみると、似ているような技術が
先に開示されているかもしれません。
ですが、それでも、いろんな切り口で、
発明を捉えることができれば、
特許調査の結果、似たような技術を
発見したとしても、
どこかで違いをみつけて特許出願をする
ことができます。
|◆今日のポイント◆
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☆一つの製品に、複数の発明が含まれている
ことがある。
☆できるだけ多くの切り口で、発明を捉える
ことが望ましい。
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