こんにちは。田村良介です。
先日、自宅で、突然強い痛みに襲われました。
「痛っ!」
ふと見ると、レゴブロックを踏んでしまったようです。
足の親指の裏側が、痛い・・・。
5歳の息子がいるのですが、ブロックで遊んだあと、
片づけ忘れたものがあったようです。
ブロックに気が付いていれば、
当然、ブロックを踏むことはありませんし、
痛い思いもしませんでした。
そういえば、「はじめの一歩」という
ボクシング漫画があるのですが、
はじめの一歩でも、
「来ることが分かっているパンチは耐えれるけど、
意識していないところから来るパンチは、耐えられない」
みたいな話があったような。
それにしても、痛かったです。
今回は、息子のしかけた罠にしてやられました。
特許の世界でも、同じようなことがあるかもしれません。
他社特許のことを把握せずに、
事業を進めていると、手痛いことになりますが、
自社の障害となる他社特許の存在を、
問題になる前に、知ることができていれば、
時間をとって、対策をとることができます。
対策としては、
・異議申立てや無効審判などで、特許を取消し・無効にする
・製品の設計・仕様を変更する
・ライセンスを受ける・特許権を買い取る
・クロスライセンスをする
・先使用権を主張する
・事業を中止する
などが、あげられそうです。
障害となりうる特許の存在がわかっていれば、
特許を無効にするための文献を探す時間もとれますし、
製品の設計を変更するにしても、
時間をかけて検討することができます。
来ることが分かっているパンチは耐えることができますので、
まずは、
障害となりうる特許を把握することが重要
と言えるかもしれません。
|◆今日のポイント◆
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☆来ることが分かっているパンチは耐えることができる。
まずは、自社にとって障害となりうる特許を把握する
ことが重要。
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