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-衝撃的な商品と出合いました- 第119号

2016.12.22 カテゴリー/ Column 

こんにちは。田村良介です。


先日、自宅近くのパン屋さんで、美味しそうなパンがないか、探していました。

すると、目を疑う商品が・・・。


といっても、パンそのものは、普通のパン。
驚くべきなのは、そのネーミングです。

そのネーミングとは・・・・


『パン・パイナップルアップル・パン』です!
『ペン・パイナップルアップル・ペン』ではないですよ。

『パン・パイナップルアップル・パン』です!

ややこしいですね。


今、大流行中のピコ太郎さんの『ペン・パイナップルアップル・ペン』。

この「ペン」の部分が「パン」で置き換えられています。


さっそく、このパンを買いました。
美味しかったです。

パンには、リンゴのコンポートがのっています。
パイナップルの味はしませんでした(笑)。


このネーミングの凄いところは、
音楽(お笑い?)という全く異なる分野のものをパンのネーミングに応用したこと。


特許業界の言葉で置き換えると、

「技術分野の関連性がない」といったところでしょうか。


もう一つ、このネーミングの凄いところは、

「ペン」→「パン」という簡単な変更ではあるけれど、

パイナップルやアップルを使ったパンであることが、消費者に伝わるということ。


特許業界の言葉で置き換えると、

「周知技術の転用」ではあるけれど、
「引用例にはない異質な効果を有する」 と表現できるのかもしれません。



というわけで、

『パン・パイナップルアップル・パン』というネーミングを特許的な視点で考えてみると、

全く異なる分野のネーミングを応用したものであり、

『ペン・パイナップルアップル・ペン』にはない、

優れた効果を有するものであると、言えそうです。


総合的にみると、このパンのネーミングは、
容易に思いつかない、進歩性のあるもの、

と言えるかもしれません。


何でも特許の業界に置き換えてしまうのは、
職業病かもしれません。


このように、

日常の出来事を、特許の視点から考えてみると、
特許の実務の訓練になるかも?




◆今日のポイント◆
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 ☆日常の出来事を、特許の視点から考えてみる。

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