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-アイデアが過小評価されている?-  第96号

2014.02.03 カテゴリー/ Column 

こんにちは。田村です。


前回の配信から、少し時間があきました。
楽しみにしていてくださっている方、申し訳ございません。



ところで、今年に入り、事務所内で、ダイエット大会
を開催しています。

1月初めから2月末までの間に、どれだけ痩せることが
できるかをスタッフ間で競っています。

私もおかげさまで、順調に、体重が減っています。



今まで、お昼ご飯をカロリーメイトだけにするなど、
無理なダイエットをしたことがありますが、
なかなか長続きしません。

そうやって無理に痩せても、元に戻ってしまいますし。


気が付いたのですが、ダイエットを成功させるため
のコツは(まだ、成功したわけではありませんが)、

無理に頑張って痩せるものではなくて、

今の食習慣・生活習慣から、適正な体重を維持するのに
適した食習慣・生活習慣に切り替えていくことではないかと。


そうすると、無理に痩せるのではなく、継続できる
範囲で頑張りますし、

少しずつ適正な体重に近づいていけるように思います。



さて、本題です。

仕事がら、発明の発掘活動に参加させていただく
ことがあります。

開発者の方からアイデアや企画をお伺いし、
特許出願の可能性のあるものを発掘していきます。


発掘活動をしていていると、
開発者の方が、ご自身のアイデアを過少評価されて
いるようなケースに出会うことがあります。


それが客観的にはすごいアイデアであっても、
ご自身が毎日携わっていらっしゃることなので、
気が付かない、ということなんだろうと思います。


ジョギングの継続さえ、おぼつかない私にとっては、
毎日10kmのジョギングをすることは、とてつもなく
すごいことですが、

それを毎日こなしている人にとっては、あたりまえ
のことになります。


その結果、本来であれば、特許をとることが
できるようなものであっても、

それと気が付かずに埋もれてしまっているケースも
あるのではないかと思います。


実際、発明の発掘活動の中で、

「このアイデアのこの部分が特許出願できる
 かもしれません」

みたいな話をすると、開発者の方が

「そんなので特許が出せるのですか」

とおっしゃられることも、度々あります。


ですから、開発者ご自身で特許になる、ならないを
判断するのではなく、

気軽に相談に来ていただけるよう、
啓蒙していくことが必要ですし、

そういう工夫やアイデアをしっかりと拾い上げる、
ヒアリング力を高めていくことが、

特許の実務者には必要なのだと思います。




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