こんにちは。田村です。
事務所の近くに、
厨房のフライパンの音が聞こえてくる
活気のある中華料理店があります。
以前、この中華料理店で、
チンジャオロースを注文したのですが、
驚くべきことが、起こりました。。。
店員さんが、厨房に向かって、
「ピーマン1つ!!!」
自分の耳を疑いました。。。
「ちゃんと、チンジャオロースって言ったよね?」
「ピーマンは頼んでないし(泣)、、、」
「ピーマンがまるごとでてきたら、どうしよう?」
そんなことが、頭の中をぐるぐる。
5分後、9割がピーマンの炒め物がでてきました。
そりゃ、「ピーマン1つ!!!」って言うよね、
という感じでした(笑)
あ、でも、おいしかったですよ。
このように(?)、
外部には通用しない、社内用語なるものが、
多くの組織で使用されていたりします。
その影響かどうかは定かではありませんが、
特許明細書でも、一般的には使用されない、
造語などが用いられていることがあります。
このような造語は、意味が不明確になりますので、
明細書の中で使用することは、避けたいものです。
例えば、
辞書に載っているような一般的な用語でも、
このような用語同士を結合させて使用すると、
意味が不明確になることがあります。
「ねぎ」と「麺」という用語は、
それぞれ、多くの辞書に掲載されていますし、
その意味は明確です。
ですが、これをくっつけて、「ねぎ麺」とすると、
「ねぎのエキスを練り込んだ麺」なのか、
「ねぎがたっぷりかかった麺料理」なのか、
それとも、、、
といったように、
たちまち、意味が不明確になります。
明細書を書く際は、
このような造語を使用することなく、
一般的に用いられている単語や技術用語だけで、
文章をつくることを意識する必要があります。
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