こんにちは。田村良介です。
クライアントさんから、ビジネスモデル特許
についてのご相談を受けることがよくあります。
ただ、ビジネスモデル特許といっても、
ビジネスモデルそのものが特許になるわけでは、
ありません。
例えば、
ピザの宅配ビジネスで、注文をしてから
30分以内に届けなければ、ピザを無料にする、
というビジネスモデルそのものは、
特許にはなりません。
では、ビジネスモデル特許とは、何なのでしょうか。
ビジネスモデルそのものが特許にならなくても、
そのビジネスモデルを実行する際の技術的な工夫
であれば、特許の対象となり得ます。
このピザの宅配ビジネスで例えると、
ピザを効率的に配達するために、
どの配達先に、どの順番で配達するかを計算できる、
ソフトウェアであれば、
特許になる可能性はあります。
このお話をすると、
「ビジネスモデルが独占できないんじゃ、
特許を取得する意味はないんじゃないか?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、『ビジネスモデル特許を取得する意味はない?』
かというと、そんなことはありません。
こうした工夫で特許を取得することができれば、
他社が同じようなビジネスを始めたとしても、
このソフトウェアを他社は利用できないわけですから、
自社は優位性を保ちながら、
ビジネスを運営していくことができます。
理想的には、
こういったビジネスモデル特許を複数取得して、
自社の優位性を万全のものにする、
ということだと思います。
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